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メディーバル2体験版紹介その2。今回はパヴィアの戦いです。

西ローマ帝国滅亡以来1000年混乱状態が続いていたイタリアは統一的な統治がなく、かねてよりイタリアの支配権を狙っていたフランスと在地勢力から救援を要請される形で参入してきた神聖ローマの2大国から干渉を受けていた。
即位したばかりの神聖ローマ帝国皇帝、ハプスブルク家のカール五世はスペイン王も兼ねたためヴァロワ朝フランス王国は東西から神聖ローマに挟み込まれる形となっていた。
更にイタリアまでもが神聖ローマの支配下に入ればフランスの命運は決する。
神聖ローマとてこれを見逃すはずもなく、イタリア戦争は激化の一途を辿っていく。

1525年、フランス軍に包囲されたパヴィア城救出のためにスペインよりカール五世率いる神聖ローマ軍がパヴィア包囲軍を逆包囲した。
当初はだらだらとした戦闘が続き決着は付かなかったが、2月23神聖ローマ軍は悪天候を衝いてフランス軍を奇襲、包囲のために戦力集中を欠いたフランス軍は戦況が把握できなかったこともあって戦力の逐次投入を繰り返して損害を徒に増やし、フランス王フランソワ一世が捕虜になる体たらくだった。
更にはパヴィア城内に立て篭もっていたパヴィア守備隊が出撃するに至ってフランス軍は壊走、イタリアにおける神聖ローマ優位の遠因を作った。
(本ゲームではパヴィア守備隊は出撃して来ず、神聖ローマ軍のみでフランス軍にあたることになっている。また、天候もよくなっている。)

"イタリア戦争・・・神聖ローマ帝国とフランス王国は30年以上に渡って激しく戦っていた。両陣営とも血と行動によってイタリアの数々の地域の権利を主張し、イタリア全土の統治権を追い求めていた。"
パヴィア城付近の上空からの俯瞰。
城の周囲にはフランス軍が包囲陣を敷いている。
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高台に陣取って一斉射撃する神聖ローマ軍の銃兵。
銃はヨーロッパでは日本と違って狙撃よりも弾幕射撃が好まれた。
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後方から砲撃を加えるフランス砲兵隊。
史実ではパヴィアの戦いは悪天候の中で行われており、霧のためにフランス砲兵が有効な支援砲撃を行うことはなかった。
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ランツクネヒトの戦列に向かって突撃するフランス軍の装甲騎兵。
長槍(パイク)を密集隊形で運用する戦術は有名なスイス傭兵が開発したもので、スイス傭兵の弟子とも言えるランツクネヒトはそれに学んだ。
歩兵が重騎兵の突撃を前にして壊走せず応戦するためには相当な訓練が必要であり、中世においてはこのような兵種を維持することは殆ど不可能であった。
士気が高く強い連帯意識を持った平民だけがそれを実現するのであり、パイク兵の出現そのものが中世の終焉を意味しているだろう。
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ウォーハンマーを振るうフランス騎士と渡り合う神聖ローマ兵。
手にしているのはツヴァイハンダーと呼ばれる巨大な両手剣である。
波打った刀身は殺傷力の向上に役立った。
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※単頭の鷲は神聖ローマの紋章(途中から双頭の鷲に切り替わったが軍旗には古い紋章を使っていたらしい?俺にはいまいち使い分けの基準がわかっていない)
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Medieval2のプレイ画面をキャプってみた。使用ソフトはFrapsですよ。

今回は体験版に収録されている3つの戦いのうち1つ、「アジャンクールの戦い」をとりあげてみました。
百年戦争も末期、損害を受け兵糧も尽きかけていたヘンリー五世率いるイングランド軍は撤退のためにカレーを目指すが、アジャンクール近郊でとうとうフランス軍に捕捉されてしまう。
数でも劣るイングランド軍が覚悟を決めて敷いた迎撃陣はかつてクレシー、ポワティエで勝利をもたらしたものと同様であった。
すなわち、正面から突撃を仕掛けるフランス軍に対して長弓による弾幕射撃を浴びせかけるのだ。
アジャンクールの戦場は左右を森で囲まれた幅約1kmの平地で、フランス軍は数の優勢を生かした包囲戦術を取ることができなかった。
更に雨上がりのアジャンクールはひどいぬかるみになっており、加えてイングランド軍は陣地前面に先のとがった杭を多数、地面に逆向きに突き刺したものを並べ立ててあった。
フランス軍は全軍を3列に分けて配置した。1列目と2列目はクロスボウ兵と徒歩の騎士たち、3列目は装甲騎兵である。
血気にはやるフランス軍は行動の統制を欠き、ぬかるみや杭といった負の要素も相まって一時はヘンリー王自身にまで迫るものの結局は撃退され、大損害を蒙って敗北する運命にあった。
この後ジャンヌ・ダルクの出現によって戦況が一変するまでフランスはイングランドに押され続けることになる。

"1415年、フランス北部"
アジャンクール近郊ののどかな風景。
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"10月25日、ヘンリーは日の出と共に疲労と空腹に喘ぐ軍勢を配置につけた。数の不利を承知の上で・・・"
配置に付かんとする長弓兵らを見守るヘンリー五世。
長弓兵はヨーマンと呼ばれる自由農民で構成されたイングランド独特の部隊で、彼らは日常から手の骨が変形するほどの訓練を積んでいた。
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イングランド軍の陣地に向かって突撃する2列目のフランス騎士たち。
既に1列目の突撃は失敗しており、前方には多数の死体が横たわっている。
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杭で有効に守られたイングランド軍陣地を突破できず、フランス軍は戦意喪失して敗走してゆく。
本ゲームでは士気が極限まで低下した部隊は旗が白色に明滅し操作不能になって敗走する。
敗走中は防御力が極端に落ちる上に応戦も殆どしないため追撃を受けると大損害を受けることになる。史実の戦闘の数々でも正面きっての戦闘中よりも敗走してからが大損害を受けることが非常に多い。
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※青地に白百合はフランス王家、赤地に金獅子はイングランド王家の紋章
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